5住宅性能 ―快適に暮らす。―
断熱等性能等級5
最新の断熱基準を満たす
断熱等性能等級とは、外壁、窓、床などの断熱性能によって、夏の暑さと冬の寒さから室内環境をいかに快適に保てるかを総合的に評価するものです。
断熱性を高めることによって、冷暖房費を抑え、省エネルギーとCO2削減を実現します。
山根木材では、国が定めた「断熱等性能等級5」を満たした高い断熱性能によって、一年中快適で暮らしやすい木の家を実現します。
評価項目
●外皮の断熱性能(外壁・窓など)
断熱性能
平成25年基準の優れた断熱性能
山根木材では、最高レベルとされる平成25年基準をクリアする断熱性能を標準としています。
高品質な断熱により、リビング、ダイニングの吹抜や勾配天井、約20畳の広いLDKも可能となります。
家全体の高い断熱性能により、真夏の暑さや真冬の寒さを和らげ、冷暖房のランニングコストも削減。省エネルギー対策やCO2削減に貢献する断熱性能です。
<床断熱 ネオマフォーム 床から心地よく快適に>
長期優良住宅の主な条件である断熱等性能等級4。
山根木材では、等級4の基準を満たすために熱伝導率が0.020W/(m・K)と世界最高レベルの断熱性能を誇る次世代高性能断熱材『ネオマフォーム』を採用しています。
『ネオマフォーム』4つの基本性能
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高断熱性
数値が小さいほど、断熱性能が高いことを表す熱伝導率。
ネオマフォームの熱伝導率は、数ある断熱材の中でも世界最高レベルの0.020W/(m・K)他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。 -
長期断熱性能
家は一度建てたら何十年も暮らしていくもの。
だから、長く使っても性能が落ちにくい断熱材を選ぶことが大切です。
ネオマフォームは長期性能もしっかりと試験。長く安心して使って頂ける断熱材です。 -
耐燃焼性能
素材は強く燃えにくいフェノール樹脂。
フェノール樹脂は熱硬化性で熱に強く燃えにくいため、炎を当てても炭化するだけで燃え上がることはありません。 -
環境性能
地球環境のことをしっかりと考えた断熱材。
ネオマフォームは、発売当初より、ノンフロン発泡で生産。
工場内や出荷後のリサイクルにも取り組んでいます。
<壁断熱 アクリアネクストα 高性能な断熱を実現>
山根木材が採用する高性能断熱材『アクリアネクストα』は、シックハウス症候群の原因と言われるホルムアルデヒドを含まず、健康、安全、環境にも配慮された高性能なグラスウールでできています。
グラスウールは、細かいガラス繊維が絡み合ってつくられる空間によって、熱を伝えにくくする断熱材で、『アクリアネクストα』は、一般のグラスウールに比べ繊維径が細かく、本数が多いため、断熱性能がさらに向上します。
グラスウールの特長である経年劣化の少なさにより、長期にわたって性能を保ち続けることが可能です。
断熱や防湿の対策をしていない家では壁内部の見えないところで結露が発生し、柱の腐食などの原因になりますが、『アクリアネクストα』は高性能の防湿フィルムを採用しているため、壁内部への湿気の浸入を防いでくれます。
断熱等性能等級5の家で冷暖房費を節約
エアコンの冷房を切ると寝苦しい暑さの夏の夜。
アクリアで高断熱・高気密を実現した家の中なら冷房効果が長持ちし、熱帯夜も楽になります。寒くて布団から出るのがつらくなる冬の朝。
アクリアでしっかり高断熱・高気密にした家なら魔法瓶のように暖房効果を保つことができます。
樹脂サッシ
山根木材では、樹脂フレームとLow-E複層ガラスにより国内最高基準の断熱性を叶えた樹脂サッシを採用。室温を上げる日射熱を樹脂がブロックすることで、室内側のフレームとガラスの温度が高温にならず、室内は常に快適な温度に保たれます。
室内の暖かな空気と、窓の表面との温度差を小さくする断熱性能により、結露を大幅に軽減。フレームの強度向上、スリム化を叶えた新発想の樹脂サッシにより、理想的な省エネ住宅を実現します。
■夏の窓辺の表面温度比較
Low-E複層ガラス
夏の冷房時に、窓やドアから室内へ入ってくる熱は、家全体に入る熱の半分以上を占めます。窓ガラスの室外側にLow-E金属をコーティングしたLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)は、室内に入る太陽の熱線を50%以上カットし、冬は室内の熱を外に逃さないため、冷暖房の効率を高めてくれるとともに、紫外線を大幅にカットするので、畳や家具の日焼けを防ぐ効果もあります。
■夏:冷房時の熱の流入割合
■夏も冬も快適な仕組み
(一社)日本建材・住宅設備産業協会
省エネルギー建材普及センターホームページ「省エネ建材で、快適な家、健康的な家」
山根木材が考える劣化の軽減
家は時とともに衰えるのではなく、年月を重ねて味わい深さが増すもの。
10000棟を超える経験で培われた劣化を防ぐ方法が活かされます。
劣化対策等級3
永く住み続けるための対策
劣化対策等級は、木材の腐朽などによる建物の劣化のしにくさを評価した基準です。
等級3は、構造躯体が3世代(75~90年)にわたって住み続けられる劣化対策が施された建物であり、山根木材は、劣化対策等級3を満たした永く住み続けられる家を実現します。
評価項目
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外壁の軸組等の防腐・防蟻
外壁を通気構造等とし、かつ外壁の軸組等の地盤から1mの高さまで薬剤処理。
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土台の防腐・防蟻
土台に接する外壁の下端には水切りを設け、土台に次のいずれかの防腐・防蟻措置。
a.土台にヒノキ、ヒバ等を使用
b.K3相当以上の防腐・防蟻処理
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地盤の防蟻
基礎の内周及びつか石等の周囲の地盤は、次のいずれかの防蟻措置。
a.鉄筋コンクリート造のベタ基礎またはこれに準じるもの
b.有効な土壌処理
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基礎の高さ
地面から基礎上端までの高さ400mm以上。
など8項目
防腐・防蟻
木を守る
山根木材では、地盤から1mの高さまで防腐・防蟻処理を行います。
阪神淡路大震災の際に、柱・土台の腐朽やシロアリ被害のために建築当初の強度が維持できず、地震による被害が大きくなる例があったように、家の劣化は耐震性などの強度に大きく影響を与えます。
広島は、高温多湿で木材が湿気による腐朽やシロアリなどの被害に遭いやすいことから、長期にわたって耐震性能を保つためには、防腐・防蟻対策が重要となります。
腐朽菌とシロアリの被害から木材を守るために
- 耐久性の高い木材の選定
- 床下などの換気
- 防腐と防蟻の薬剤処理
これらを組み合わせた対策が必要となります。
防腐・防蟻の薬剤処理
木の家にとって大敵であるシロアリ。床下へのシロアリの侵入を防ぐために、薬剤を散布する土壌処理と、地盤から1mの高さまで防腐・防蟻処理を施します。